東大病院小児集中治療室 PICU

入院から退院までの流れ

定時手術の場合は、2階南か、2階北の一般病棟にまず入院します。入院後、採血、レントゲン撮影、心電図検査を行い、必要があれば、超音波検査を行います。超音波検査の前に、鎮静剤(眠り薬)を使って眠ってもらってから検査させていただくこともあります。

入院の後、手術前に改めて日時を決めて、担当医が治療に関する説明を行います。手術の目的・意義内容、予想される合併症死亡率をお話します。不明な点を十分に確認して下さい。説明を聞かれて充分納得されたら手術承諾書に署名・捺印をしていただきます。

手術前日、麻酔医が廻診に来ます。手術の前日から経口摂取制限が指示され、多くの場合浣腸でお腹を空にします。

当日は、手術前にご面会いただき、子供さんが手術室に入られた後、ご家族には家族控え室で待機して頂きます。麻酔の準備・手術の準備などで1時間程度を要します。全身麻酔がかかった後、口から肺に向かって管(挿管チューブ)を入れ、人工呼吸器つなぎます。次いで首または足の付け根の太い静脈から点滴用の管を挿入します。動脈の血圧を見るための細い管が入ります。根治手術の多くの場合胸骨正中切開が行われますが、左や右の開胸切開が用いられることもあります。

手術終了後、担当医が経過の説明を致します。手術後の管理はPICUで行います。PICUでは24時間体制で心臓専門の医師や看護師が集中治療を行いますので、ご家族は時間を決めて面会して頂くことになります。手術後に必要とされる各種薬剤(主に強心剤や利尿剤、麻酔薬)が点滴用の管から投与されます。また口から肺に向かって入れる管は手術当日から翌日までに抜けることが多いのですが、重症な心不全や呼吸不全が予想される症例ではこの限りではありません。この管が抜けるまでは、人工呼吸器につないで呼吸の補助を行い、麻酔のお薬で眠っていてもらいます。意識がしっかりし、血圧、出血などが落ち着いたら、挿管チューブが抜け、翌日頃から食事が開始されます。ドレーンを抜くことができ、首から入っている点滴用の管も抜けると一安心といえます。

この頃にはPICUから一般床に出ます。一般床では可能ならばお子様の精神的安定のためにもお母さんに付き添って頂きたいと思います。付き添いが出來ない場合はおっしゃってください。心不全の程度や、手術で用いた人工物によってお薬の種類や量が決まり、一日に摂取可能な水分量が決まります。レントゲン検査採血検査体重測定尿量発熱の状態や超音波心エコー検査などを参考に管理することになります。ここまで来ると、退院も近くなります。退院後の注意点や外来でのフォローアップの予定を確認し、お薬の内容をよく理解してください。手術から退院までの期間は手術の内容によって異なりますし、また合併症などの有無によっても多少の違いがあります。

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